ヘアカラーが当たり前の今の時代にサロンが取り組んでいかなくてはならない大事なお話です。
春から夏へ向けたスタイルチェンジやカラーチェンジをこれからお考えの方はぜひ読んでみてください。
そもそも自然派ヘアカラー以外の薬剤を使うこと自体人体への影響は少なからずあるわけで・・
僕たち美容師がどうやって頭皮や髪への負担を軽減して、おしゃれを楽しんでもらうか。
これが重要なポイントになると考えます。
僕たちができることは
- ダメージさせないこと（大前提）
- 頭皮への負担を極力減らすこと
- お客様に合わせたカラーリングができる（似合わせカラーやカラー剤の塗り分け）などなど
- シーズンカラーができる状態の髪を維持すること
セルフカラー（市販のカラー剤）によるトラブルは起こって当たり前。
だってお客様が自分の頭皮や髪の状態を知らないから。
頭皮が敏感肌になっている状態にカラー剤をつけたらどうなりますか？って話です。
お顔の肌が敏感肌って言われて、お顔に刺激のある化粧品をつけたいですか！？
頭皮だってこれと同じことが言える訳です。
美容師の視診、触診、問診、強いてはマイクロスコープ診断で頭皮の状態をちゃんと把握した上で
- どのような施術方法にするのか？
- どのようなシャンプー＆トリートメントを使うのか？
- お客様の希望どうりの施術（メニュー）を行なった場合、それが今後どういったことが起こるのか？など
カウンセリングの結果で全てやり方が変わって当然なことです。
お客様の状態は誰一人同じではないのです。
ですから市販のカラー剤は全ての人が同じように染まらないし、同じ色にもならない！
頭皮への影響も人それぞれ。
美容室なら
- あらかじめ頭皮への刺激を軽減できる保護剤を頭皮につけることができる。
- 頭皮にカラー剤をつけずに染めることができる。（ゼロテク）
- お客様の頭皮タイプや状態に合わせたシャンプー＆トリートメント＆頭皮のケアができる。
- カラーが頭皮や髪に悪影響を及ぼす、アルカリなどをデトックス処理できる
- お肌が弱い方向けの薬剤を使うことができる（ノンジアミンカラーや酸性カラーなど）
サロンのカラー技術でトラブルのリスクは減らせるはずです。
確かにセルフカラーの方が安い、早い、いつでも染められる！
美容師はお客様がカラーを続けていただけるような髪、頭皮に整えていかなければならないと思います。
美容室のカラーは高い、時間がかかる、予約がとれない！
セルフカラーは安い、早い、いつでも染められる。しかし美容室のカラーには決してセルフカラーと違った価値があります。
決してセルフカラーがいけないということではありません
セルフカラーとプロのカラーをうまく使いこなすことが大切になると思います。
もちろんサロンでのカラーがトラブル回避にはオススメです。
サロンでカラーする時にはホームカラーでの注意点など聞いてみるのもいいかと思います。
本気でお客様のことを考えてくれている美容師さんなら親身に聞いて答えてくれるはずです。
ちなみにホームカラーを常にされてる方にはパーマ、ストレートの施術はお断りさせていただく場合もあります。
せっかくきれいになるために美容室にきても”元の状態”が良くないとスタイル維持ができなくなるからです。
艶を出しても長持ちしない。
パーマをかけてもすぐおちる。
このようなことが起こるのが目に見えてわかるから。
分かっていながら施術はできるわけがありません。
きれいな髪を育てていくためにはサロンのカラーで美容師さんの言うことを少しでも聞いてみることも大切だと思います。
市販のカラーにはできないものがサロンのカラーに必ずあります。
地肌にベタベタと薬剤をつけるような染め方も頭皮環境を著しく低下させます。
カラーをして頭皮がしみる、突っ張るなどの症状を感じやすい方は特に頭皮が敏感になっているかもしれません。セルフカラーや後先を考えず今だけ染まればいいや！といった浅はかな考えでカラーを続けると髪・頭皮の状態は・・・。
適切なカラーをしておしゃれを楽しんでもらいたいと思います。
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